ゲリラ豪雨

最近、天気予報やニュースなどで「ゲリラ豪雨」といった言葉を多く耳にするようになりました。
気象庁では「ゲリラ豪雨」という用語は用いておらず、集中豪雨といった言葉が使われているようです。

しかしながら、かつての集中豪雨と昨今頻発している集中豪雨とでは、一般的に次のような違いがあると言われています。

・極めて狭い範囲に降る
 数km~10数km四方といったような限られた範囲。同じ市内でも天候に大きな差が生まれることもある。
・一時間あたり100mmを超える雨量
 かつては時間雨量が50mmを超えれば大雨と言われていたところ、はるかに上回る雨が降る。
・短時間
 長時間降り続くことはなく、せいぜい一時間程度しか降り続かない。
・予測が困難
 上記の現象が複合的に影響し、発生を予測することが困難。

あくまで気象現象であるため、これらの特徴がすべて当てはまるわけではありませんが、これら違いは雨雲の発生メカニズムの違いによるものと分析されています。 その最大の要因がヒートアイランド現象であるものと思われます。
ヒートアイランド現象は、特に都市部で気温が異常に高くなる現象であり、その原因は、その地域がコンクリートやアスファルトに面積の大部分が占められ、気温を下げる効果のある緑地が減少しているとともに、自動車やエアコン、工場など、人間の活動による膨大な排熱などが挙げられています。
従来、大雨や雷雨をもたらす積乱雲は低気圧や前線などによって次第に成長し、集中豪雨に繋がるとされていました。そのため、急速な天候変化であっても、ある程度の予測は可能とされていました。一方、ゲリラ豪雨では、ヒートアイランド現象によって急激な上昇気流が発生し、結果、積乱雲が狭い範囲に急速に発達し、予測困難な被害をもたらすと考えられています。
さらに、現在問題となっているものが都市型洪水と言われるものです。
一般的に、雨水対策は一時間あたり50~60mm(ふじみ野市では50mm)を想定しており、一時間あたり100mmとなると処理しきれない雨水で河川は氾濫し、行き場のない雨水で道路は川のようになるとともに、住宅敷地内や建物内に侵入してくることになります。

この問題は一個人で対応可能なものではなく、社会全体で取り組んでいかねばならない問題です。しかしながら、節電や省エネ、緑化など小さな積み重ねで改善できる面もあります。
将来、さらに予測不能な災害が発生しないためにも、皆が協力して真剣に取り組んでいかねばなりません。